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オベイトポンティックによる接着性ブリッジ

前歯を自然に回復するオベイトポンティック法の接着性ブリッジ

当院では、審美的に優れたオベイトポンティック法を利用した接着性ブリッジにも対応しております。審美性に優れ、隣りの歯を削る量が少なくて済むメリットがあります。全ての方に対応している治療法ではありませんが、お気軽にご相談ください。

オベイトポンティックとは?

オベイトポンティック

歯ぐきの形状、ブリッジの形状、双方に丸みを持たせてピッタリとフィットさせることにより、歯と歯茎の境い目をより自然にキレイにセットする審美性ブリッジの方法です。

  • 審美性が高く、前歯の欠損部分に適しているブリッジの方法です
  • あたかも歯があるかのように見せます
  • ブリッジを入れる前に、歯が無い箇所の歯ぐきに、うまく仮歯を数週間押し当てながら馴染ませ、歯ぐきの形態を調整します
  • 仮歯で歯のへこみを作った後に型取りを行い、それを歯科技工士さんに細かく伝えてブリッジ製作の指示をします(絵の額縁の部分(歯ぐき)をしっかり作り上げる)
  • 審美的だけでなく、歯茎の隙間に食べ物が挟まってしまう等の不具合も軽減し、機能的です
  • 審美的にも、機能的にも優れた、隙間がない、見た目も歯がないことを感じさせないブリッジです

当院では、前歯部の接着性ブリッジにも通常のブリッジにも、このオベイトポンティック治療を行っているため、特に審美性に優れた前歯ブリッジ治療に対応できる場合があります。

接着性ブリッジとは?

接着性ブリッジ

通常のオールセラミックスクラウンの裏両隣に羽根のような形状を作り、両隣りの裏側にその羽根をピッタリと接着させてセットするブリッジの治療法です。通常のブリッジに比べ、両隣りの歯を削る量が少なくて済むメリットがあります。

接着性ブリッジは、別名「メリーランドブリッジ」「アドヒーシブブリッジ」等とも呼ばれます。

当院では、この「接着性ブリッジ」に「オベイトポンティック」法をかけ合わせたより自然で審美的な前歯のブリッジ治療を行っております。

一般的な接着性ブリッジと当院の接着性ブリッジの違い

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一般的な接着性ブリッジ

一般的な接着性ブリッジは、歯茎に当たる部分が丸くないことがあります(オベイトポンティックが非対応)。そのため歯茎も事前に形成しませんので、見た目が不自然なことがあります。

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当院の接着性ブリッジ

当院の接着性ブリッジなら、歯茎に当たる部分が丸みを帯びた形状で、より自然にセットできます
※諸条件によります
※両側の羽根の形状は接着力を上げるために、実際にはもっと大きくなります

接着性ブリッジによるオベイトポンティックの条件

接着性ブリッジ
  • 嚙み合わせ(上下の歯の位置関係)
  • 歯肉の状態
  • 年齢(およそ20歳以上)

検査・診断の上、条件が合った方のみが対象となります。

こんな方におすすめです

  • 前歯の歯根破折(歯の根が折れていること)を指摘され、抜歯を検討している方
  • 前歯に既に過去のブリッジが入っているが、見た目が気になっている方
  • 他院で前歯のインプラント治療をすすめられたが、他の方法もないか検討している方
  • 何らかの原因で前歯が1本欠損している方(前歯の本数が生まれつき足りない等)

接着性ブリッジ治療の流れ(治療期間と通院回数の目安)

一般的な治療の流れを、簡単に説明させていただきます。症例によっては、他に必要な処置や治療が増えるケースがありますが、目安としてご参考ください。

来院①回目:検査・カウンセリング・診断

お口の中にチェックやレントゲン撮影を行い、実際のお口の状態を診査していきます。接着性ブリッジによる治療が可能かを判断していきます。

来院②回目:仮歯の型取り

仮歯のための型取りをし、事前準備を行います。仮歯は金属のフレームで作製し、上にレジンという素材を載せていきます。強度は強く、見た目は歯があるのと同じ状態の仮歯を作製していきます。

来院③回目:仮歯の装着

仮歯の装着前に、歯肉の形を作りますが、必要に応じて、歯肉を足す処置や骨を削る処置を行います。麻酔下で行いますので、痛みの心配はありません。歯肉の形を作った後、仮歯を入れます。仮歯のまま、2~5か月くらいの期間お過ごしいただきます。

この期間は、個人差がありますが、この段階が重要で、オベイトポンティックの要となる期間でもあります。ここで歯肉の形を定着させることで、きれいなオベイトポンティックに仕上がります。

来院④回目:接着性ブリッジ(最終的な補綴物)の型取り

最終的な補綴物の型取りを行います。歯肉をオベイトした(くぼませた)部分を確認していきます。型取りの後、仮歯を戻していきます。

来院⑤回目:接着性ブリッジ(最終的な補綴物)の装着

最終的なセラミック製の接着性ブリッジが入ります。

接着性ブリッジ

よくあるご質問Q&A

前歯を失っている方なら誰でも対象となりますか?
条件等があります咬み合わせ、また、当院としては両隣在歯をなるべく削りたくないので、歯の位置関係により接着性ブリッジが上手くいく場合とそうでないケースがあります。位置関係、スペース、形態によっては、外れたり割れたりしてしまうこともあります。前歯1本の欠損だからといって、必ずしも可能なわけではありませんが、条件等がありますので、まずは検査・診断・カウンセリング等でお問い合わせください。
デメリットや日常生活の支障・不便などはありますか?
ほとんど支障なくお過ごしいただけますデメリットとしては、適応症例が限られていることです。また、前歯に強い力がかかると外れたり、割れてしまったり、欠けてしまったりすることもあります。しかし、ほとんどの場合、治療期間も含め、日常生活には支障なくお過ごしいただけます。
歯肉の外科処置は必要になりますか?
対象となるケースがあります通常の抜歯などよりも侵襲は低い(傷などは浅く治癒は早い)ですが、手術が怖い、不安などというケースも含めてカウンセリングでしっかとご説明させていただきます。些細なことでもご相談ください。
どのくらい両側の歯を削りますか?
極力削らずに済む可能性も接着性ブリッジは、通常のブリッジより歯を削る量は少なくて済みます。通常のブリッジは歯の頭全体を大きく削りますが、接着性ブリッジは歯の裏側を薄く削るのみです。ケースによって切削量は異なりますので、診断時に詳しくご説明させていただきます。
すぐに取れたり外れたりすることはないですか?
全くないとは言い切れません。硬いものを噛んだり、強い負担がかかることで、取れたり外れたりするリスクは高まります。負担がかかるような食べ物や行為はなるべく控えてください。
現在、他院での接着性ブリッジや通常ブリッジが入っています。不満(見た目、すぐ外れるなど)なのですが、やり直しは可能ですか?
可能となっていますセラミック自体の色や形状・質感などはもちろんのこと、歯茎にオベイトポンティックを作るだけで、歯茎の境目も審美的に優れたブリッジが可能となります。お気軽にご相談ください。
インプラントと接着性ブリッジ、どちらがよいですか?
お口の状態や条件によって異なります当院では、どちらの治療にも対応しており、より患者さまに合った方法をご提案させていただいております。インプラントよりも、接着性ブリッジのほうが、早く、安く、キレイに仕上がる場合があり、当院では治療選択肢の一つとしてご提案することがあります。それぞれのリスクやメリットをお話しさせていただきます。
お手入れは難しくないですか?
簡単ですオベイトポンティックの部分は、歯肉と密着しているため汚れが入らないと言われています。腫れるリスクも少ないため、ポンティックの下部の清掃は特別なものが要りません。ブリッジの清掃方法は、装着時にしっかりと説明させていただきますのでご安心ください。
他院でも同じような治療はできますか?
ある程度専門性が要求される治療ですオベイトポンティックや接着性ブリッジに対応している医院なら治療は可能かと思います。しかし、審美的、機能的に優れた接着性ブリッジやオベイトポンティック治療には、歯科医師の知識や技術だけでなく、歯科技工士との連携も重要となってきます。オベイトポンティックや接着性ブリッジに関してご興味のある方は、まずは当院に一度ご相談ください。接着性ブリッジ
費用はどれくらいになりますか?
価格は1本20万円~より行っておりますオベイトポンティックによる接着性ブリッジは、ドクターの特殊な治療と技術、歯科技工士(セラミスト)の特殊な技術とセンスを要することから、当院では1本20万円から行っております。
接着性ブリッジの素材は何でできていますか?
Eマックスが主な材料です通常のオールセラミックスクラウンと同じように、当院では接着性ブリッジの素材は、主にニケイ酸リチウムガラスセラミックを使用した「Eマックスクラウン」で作ることが多いです。次世代のガラス系セラミック素材とも呼ばれ、生体親和性が高いものになります。

まずは、お話だけでも聞いてみたい方は、カウンセリングも無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。

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